限定合理性を超越する共生インタラクション基盤

 現代では、人の携帯端末やソーシャルメディアにおける人々の情報発信、自動車等に設置されたセンサのデータや街中に設置されたセンサのデータなど、巨大化つ流れの速いデータが情報空間に流れ込むようになりました。しかし、流れる情報の量に対して、それを解析した結果を人が理解できる形に変え、さらに行動につながるような情報を提供するためには大きなギャップがあります。

 人は日々情報を収集し意思決定し行動していますが、今後さらに発展する情報技術を駆使しより良い営みを送る上では、人の持ちうる情報収集や情報処理能力における以下のような限界を超える必要があります。

合理性の限界:受信した様々な情報から最適な行動を決定する過程を人の感情が阻害する

働きかけの限界:情報を全ての人に伝達する過程を世界の規模や制約が阻害する

視野の限界:存在する多種多様な情報の受信を人の有限な認知能力や有限な時間が阻害する

ABC(Augmented Behavior Chance)プロジェクトではそれぞれの限界を限定合理性という枠組みで捉え、この限定合理性を解決するための3つのアプローチを提案し、それぞれのアプローチについて研究と実証実験を行い、最終的に全てのアプローチを統合して限定合理性の解決を目指します。

About us

国立研究開発法人学術振興機構の戦略的創造研究推進事業:チーム型研究CRESTにおいて研究領域「人間と情報環境の共生インタラクション基盤技術の創出と展開」に取り組むために東京大学、慶應義塾大学から3つの研究室が集まった混成チームです。

Publications

本プロジェクトにおける研究成果を公開しています